Broad Awareness について
45年の海洋活動から生まれた構想です。Broad Awareness は、人・自然・社会とのつながりへの「気づき」を育てる教育・共創プロジェクト。Ocean Quest は、この構想を海から実践するプログラムのひとつです。

Broad Awareness は、人・自然・社会とのつながりへの「気づき」を育てる教育・共創プロジェクトです。
Broad Awareness
(気づきの人間学)とは
私たち、Broad Awareness Project Team / ブロード・アウェアネス・プロジェクトチームが、 45年以上の海洋活動を通じて育んできた、人・自然・社会のつながりを再発見するための長期構想です。 知識を教え込むのではなく、立ち止まり、感じ、考え、行動する ── その循環を取り戻すことを目指しています。 行動はまた新たな気づきへとつながり、学びのサイクルは終わることなく続いていきます。
Broad Awareness Project は、この思想を土台とした共創プラットフォーム。 学校・家庭・地域・企業・自治体・水族館など、立場を越えて 気づきの学びをともに育てる場を整えています。 Ocean Quest はその実践プログラムとして、海から問いを立て始める時間を届けています。
気づいた人は、どう変わるのか
Broad Awareness が目指すのは、目立った変化ではありません。 日常のなかに静かに根づく、小さなまなざしの転換。 そんな未来の姿を、いくつかの場面で想像してみてください。

海辺で立ち止まる子ども
波の音に耳を傾け、砂の上の小さな生きものに目を向ける。急がず、ただ見つめる時間から、自然とのつながりへの最初の気づきが芽吹きます。

水族館で一匹の魚を見つめる来館者
展示のなかで一匹の魚に視線が留まる。知識としてではなく、生きものとの距離が近づいた瞬間。まなざしが、やさしく変わっていきます。

家族で自然について語り合う時間
海辺や自然体験のあと、食卓で自然のことを話す。答えを求めるのではなく、問いを持ち帰る——気づきが日常へと静かに根づいていく姿です。
なぜ、気づきを重視するのか
気づきとは、新しい世界を発見し、そこに生きる新しい自分に目覚めること。
情報はあふれているのに、自然や人とのつながりを実感する機会は少なくなっています。 Broad Awareness が問い続けているのは、次の三つのことです。
教育とは、答えを教えることではなく、問いを育てることである。
人は、自然と どう関わって
生きていけるのか
答えを示すのではなく、関わるたびに自分の答えが少しずつ更新されていく余白を、海と一緒に整えます。
学びは、 どこから
始められるのか
学校や水族館の枠を越えて、家庭、地域、職場、海辺の砂の上から。気づきが生まれる場所はどこにでもあります。
気づきは、
どう 育てられるのか
押しつけずに、急がさずに、ともに居ること。短期的な成果ではなく、長く続く問いを残す関わり方を探っています。
人生の循環
Broad Awareness が大切にする「気づき」は、一度きりの感動ではなく、 繰り返し深まっていく人生の循環です。 五つの段階で構成されるサイクルは、終わることなく、 行動からまた「見る」へとつながっていきます。
Act
↓
Observe
行動 → また見る。サイクルは終わらず、繰り返すたびに深まる。

立ち止まり、ただ見つめる。海の色、生きものの動き、水の音。 評価せず、急がず、まず「見る」ことから、すべてが始まる。

海辺・水族館・自然の現場で、ふと目に留まる小さな違和感や生きものの気配。 「気づき」が芽吹く最初の一歩を、急がずに体験する時間。

見つけたことを、自分の言葉や絵、写真、メモで残してみる。 表現の形は自由。記録は、後で自分を訪ねるための小さな手紙になる。

なぜそこにあったのか。誰とつながっているのか。
誰とつながっているのか。
答えではなく、問いを深める時間。海を見る視点が、少し変わっていく。

気づきをそっと、自分の暮らしや関わりに持ち帰る。 地域に、家庭に、職場に。小さく続く動きが、共創のきっかけになる。
行動は、新たな気づきへつながる
Act → Observe
Years of Ocean Journey
プロジェクトチームの45年の歩みが、
この構想の土台です。
1973年の創業から半世紀。日本・オーストラリア・環太平洋域での海洋活動の蓄積が、 Broad Awareness というひとつの問いへと結晶しました。

45年の歩み
1973年のモーターボート販売事業とともに、船舶を利用した海洋観光事業が祖業となり、 その後、国内外で海洋観光開発事業を展開。クルーザー造船事業や海洋観光用船舶の製造販売を通じて、 環太平洋域5か国で環境型海洋観光を行ってきました。
この事業展開のなかで、日本人のみならず、アメリカ人・オーストラリア人のトップレベルの人材に恵まれ、 その貴重な体験が今回のプロジェクトの礎となっています。 経験豊かなシーマン(海の専門家)たちの、海と生き物たちとの触れ合いと特殊な体験の蓄積から、 Broad Awareness の構想が生まれました。
- 海洋関連の活動歴
- 約 45 年
- 活動の二つの軸
- 日本 × 豪
- Ocean Quest 構想化
- 2022
2022年、構想を海から実践する入口として Ocean Quest が生まれました。 絵本・教材の制作、水族館・地域・教育との接続構想を、 並行して進めています。
人は知識で変わるのではなく、
気づきによって変わる。
海辺、水族館、食卓——気づきは、日常のささいな場面から静かに芽吹いていきます。 それが、Broad Awareness が目指す未来の姿です。
そしてその気づきは、私たちの知性と情操が一つになって生まれる「情緒的知性≒知的情操」へと誘います。

代表のことば
私たちは、50年を超える世界の海への旅を繰り返し、気が付いてみればみな60代70代を超える齢となりました。 初めは、環太平洋域での趣味とビジネスを兼ねた海と島の旅を繰り返している内に、それぞれの島の人々と海との関わりに、合理的なつながり以上の何かがあることに気付きました。 それは後に、カリブ海、地中海、アドリア海、サンゴ海、タスマン海、メラネシア・ポリネシアの海などの旅で確信に変わりました。
私たちは、熱帯雨林と海のサンゴや魚との関係など、生態系の循環以上の何かに気付くようになっていたのです。そしてある日、この気付きが、私たちシーマン仲間に共通するものであることに気が付きました。このプロジェクトチームのメンバーである、Capt. Brianも、Capt. Barryも海とその生き物たちとの触れ合いから、深い何かを受け取っていたのです。
それは何物にもとらわれない自由な精神とでもいうのでしょうか、とにかく心の自由を持って生きている島の人々に近い何かに気づかされていたのでした。後にそれが、心の自由の七学といわれる「リベラルアーツ」より深い気づきの体験であることを知るに至りました。 私たちは学者でも知識人でもありませんが、とにかく"気づいてしまった者"の群れなのです。 現在は教育・環境・心理など各分野の専門家の助言も受けながら、この構想を社会実装できる形へと育てています。

共創について相談する
対話の入口から、一緒に育てる学びへ。
気づきの学びは、申し込んで利用するサービスではなく、共に育てる共創プログラムです。
水族館・教育機関・自治体・企業・家庭。どの立場の方も、まずはお話しすることから。
Broad Awarenessは完成された答えを伝える活動ではありません。
人・自然・AIとの対話を通して、新しい気づきと実存的人生を、ともに育てていく共創プロジェクトです。